自然と人間活動の相互作用で
起こる現象を科学的に解明
自然地理と人文地理の2本柱でカリキュラムを構成してい ます。
その幅広く複合的な領域をバランス良くカバーする教 育体制が整っています。
地理学は地域の科学、あるいは空間の科学ともいわれます。 地理学でいう地域(空間)とは、身近なミクロの範囲から、国・・ 大陸・地球規模と、さまざまな規模を含んでいます。地球規模 の環境問題に直面する現代、現場のフィールドワークをもとに、 地表付近で起こる時空間的分布現象にアプローチする地理学 は、社会的にもその重要性を増しています。 本専攻では、学生は自然地理・人文地理のどちらかに重心 を置きつつ、個別の研究テーマを設けて研究を進めます。養 成する人材は、地理学研究者、中学・高校教員、社会に貢献 する人材などです。また、社会人入試制度により現職の教員 や有識者の再学習にも力を注いでいます。
●ディプロマ・ポリシー
(学位授与の方針)
修士の学位は、専門性と幅広い学識を身に付け、修士論文を作成することで得られる。本専攻で は、修士論文は学会で口頭発表し、学術雑誌に投稿することが求められる。課程博士の学位を得る には、高い専門性と独創性を身に付け、学会誌への投稿を前提にした論文を2編以上作成すること がやはり求められる。論文博士は学術雑誌に掲載された論文3編以上が必要である。また、社会的 な評価を示す別刷、本などの提示を求める。さらに公開発表会で学内外による評価を受ける。
●カリキュラム・ポリシー
(教育課程の編成・実施方針)
修士1年次では広く専門的基礎学力を高める。2年次では修士論文の作成を中心に据えた教育 を行う。また、1年次・2年次を通じて現地研究を実施し、専門性の高い野外での調査方法を習得 する。博士後期課程では、博士号を取得するためにゼミ形式の教育を展開する。またその途中段 階では、修士の在学生も交えた討論の場を多く設け、質疑応答の能力を鍛える。さらに、海外での 発表も視野に入れ、英語で口頭発表ができるスキルも養成する。
●アドミッション・ポリシー
(学生の受け入れ方針)
地理学を専門的に学び、教育界・官公庁・企業などで活躍したいと考える人材を幅広く受け入れる。 また、専門性の高い学習をしたいと考える社会人に対して門戸を広くするため、社会人入試制度を 実施している。また、現在、「学部3年+修士2年」の5年制(ただし法政大学文学部地理学科から の進学者対象)を導入していることで、専門性の高い研究職への就職を目指す学部生も積極的に 受け入れていく方針を貫いている。