法政大学通信教育部は、わが国の大学通信教育課程においてはもっとも古い伝統を誇り、70年を超えるその歴史の中で、通信制という教育システムの特性をいかんなく発揮し、多くの優れた人材を社会に輩出してきました。
地理学科では、教育目標と学位授与方針にそって、以下に示す教育課程を編成しています。
●ディプロマ・ポリシー
(学位授与の方針)
地理学科は、地理学科のカリキュラムのもと所定の単位を修得し、以下に示す水準に達した学生に対して、「学士(文学)」の授与を認める。
1.人間の生活の舞台である地球表層の自然環境や人文・社会環境について基礎的な知識を身に付け、地理的諸事象の基本的メカニズムを理解しているとともに、幅広い教養も身につけている。
2.地理学的な思考力やものの見方を身に付け、それらに基づく研究方法を用いて考察することができる。
3.地理学の知をもって社会の諸問題に関心を持ち、他者の声に耳を傾け、自分の考えを口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる能力、地域社会のニーズに応えられる能力、および諸問題を解決する能力を身に付けている。
●カリキュラム・ポリシー
(教育課程の編成・実施方針)
地理学科では、教育目標と学位授与方針にそって、以下に示す教育課程を編成している。1.幅広い知識や教養を涵養するため、教養課程の単位を卒業所要単位に含めている。
2.地理学科の専門科目は、1年次では入門的な科目、2年次以降は地理学の様々な分野の基礎的知識を身につけるため各論科目が配置されている。また、3年次以降において、スクーリング科目が加わり、地理学の方法論や研究法を身に付ける、演習や実習科目が配置されている。
3.フィールドワークを通じて地域の実態を調査し、その結果をもとにレポートを作成することによって、調査技能、研究方法および文章表現能力を身に付けさせる「現地研究」がスクーリング必修科目の一つとして配置されている。
4.課題を発見し検証していく思考力や表現力を涵養するため、「卒業論文」をカリキュラムの集大成として位置づけている。
●アドミッション・ポリシー
(学生の受け入れ方針)
地理学科は、書類審査を通して、以下に示すような能力・意欲等を有する者の入学を認める。1.高等学校で履修する国語、外国語、地理、歴史、公民、数学、理科等について、卒業が認められる水準で教科内容を理解している。
2.入学後の修学・研究に必要とされる基礎的な知識・教養を有している。
3.論理的な思考ができ、自分の考えを明快に表現することができる。
4.地理学科の専門分野に深い関心をもち、強い学習意欲がある。